絶滅危惧種のレトロ自動販売機たちが活躍する昔懐かしドライブインに立ち寄ってみた。

COLUMN

絶滅危惧種のレトロ自動販売機たちが活躍する昔懐かしドライブインに行ってみた。

とある仕事からの戻りの道中、群馬を通過する際に立ち寄った場所がある。

「レトロ自動販売機」みなさんもテレビ番組やネットニュースで見たり聞いたりしたことがあるのではないだろうか。うどんやラーメン、トースト、ハンバーガーなど昭和40〜50年代に開発製造された食品自動調理販売機がレトロ自動販売機とされている。

レトロ自販機とは、うどんやトースト、ハンバーガーなど昭和40~50年代に開発された食品自動調理販売機のこと。今やこのレトロ自販機も維持管理の側面からも絶滅寸前と言われているが、中四国や北関東を中心にまだ現役で活躍する姿も見られるのだ。

群馬県藤岡市:ドライブイン七輿

群馬県藤岡市の「ドライブイン七輿(ななこし)」は映画やテレビのロケ地としても人気で、レトロ自販機の聖地のひとつ。今、ひそかなブームとして休日には多くの巡礼者で賑わう。

所在地:群馬県藤岡市上落合853
交通アクセス:上信電鉄 西山名駅から徒歩約30分、上信越自動車道 藤岡ICより約4km
営業時間:24時間営業(自動販売機のみ) ※ゲームセンターは除く
定休日:年中無休

群馬県高崎市:ゲームコルソ高崎店

群馬県高崎市の県道10号線沿い、イオンモール高崎からも程近い場所にあるゲームコルソ高崎店。レトロ自販機とゲーム機があるとマニアの間で人気、バス旅番組シリーズにも登場した有名店。

タバコの煙によって茶色く変色する年季の入った店内にて地元のおじいさんたちがゲームで盛り上がっている様子がとても微笑ましい光景であった。

所在地:群馬県高崎市棟高町1868-135
交通アクセス:JR線 高崎駅よりバス約30分、関越自動車道 高崎ICより約15分
営業時間:7時00分〜25時00分
定休日:なし

懐かしの自動販売機とドライブイン

そもそもこのような自動販売機が作られ、ドライブイン等の施設が日本に広がったのだろうか。

高速道路網が整備されるまでは、日本の物流は一般国道などを通って支えられていた。貨物を長距離移動するトラックの運転手たちの休憩施設として、トイレや食堂はもちろん、仮眠施設やシャワールーム、そしてガソリンスタンドなどを備えている施設が日本各地に増加した。これがドライブインと呼ばれている。

また、自動販売機で飲食物を買えるだけの簡易的な休憩施設もあり、オート・レストランなどと呼ばれた。自動販売機のみだと無人の施設もあったが、有人でゲームセンターや入浴施設も備えている店もあった。

コンビニエンスストアがまだ当たり前ではない時代、食品や飲み物を売っている商店も夜には閉まってしまう。長距離移動や夜間走行をするドライバーさんや旅行者にとって、温かい食べ物を自動販売機はありがたい存在だったのではないだろうか。

1960年代に名神高速道路や東名高速道路が開通して以降、日本国内の貨物・トラック輸送は高速道路へと移行し始める。高速道路にはサービスエリアやパーキングエリアが設置されているため、これらの施設がドライブインに取って代わるようになったのだ。

高速道路網の発達によって、トラックやバス、自家用車の長距離移動の際には一般国道から高速道路を使うように変わっていった。そのため、道沿いのドライブインに立ち寄って利用する客が減少していき、ドライブイン自体も減少していくこととなった。

年季の入った自動販売機は維持管理に最新型のものよりもコストがかかる。今残るドライブイン等の施設は貴重なものであり、大切に管理してくださっているからこそ使うことができている。ぜひみなさんもドライブや旅行の際には懐かしの自動販売機を見るためにドライブイン等の施設へ足を運んでみてはいかがだろうか。

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