7年に一度の盛儀【善光寺御開帳】の歴史と今に触れる

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2022年、春。長野市はにぎわいを見せています。昨年新型ウイルスの影響により1年延期された善光寺の御開帳が4月3日から6月29日まで行われています。

そんな善光寺の歴史と現代の門前町についてご紹介いたします。

善光寺の歴史

まずは善光寺の歴史についてご紹介します。

善光寺は日本最古といわれる御仏を祀られており、約1400年の歴史があります。

その起源はインド(天竺)の大金持ちが一人娘の病気を阿弥陀如来に治してもらい、阿弥陀如来の姿を「一光三尊像」にして祀りました。その像が時を経て、朝鮮半島の百済を経由して日本の欽明天皇のもとへ仏教とともにもたらされました。

しかし、後に疫病が広がった際、物部氏によって難波の堀江に捨てられてしまいました。その捨てられてしまった像を拾ったのが信濃の本田義光という人物でした。本田義光は像を故郷の麻績郷(現在の飯田市)へ持ち帰り、さらに阿弥陀如来のお告げに従って、現在の地に遷座されました。

これが善光寺の始まりであり、祀られている「一光三尊像」が善光寺の御本尊です。

7年に一度の御開帳

善光寺の御本尊「一光三尊像」は絶対秘仏であり、鎌倉時代より御本尊の御身代わりとして「前立本尊」が作られました。普段は御宝庫に安置されており、7年に一度の御開帳の時だけ、特別にお姿を拝むことができます。

御開帳の際には本堂前には回向柱が立てれたます。この回向柱には五色の糸が結ばれており、その五色の糸は前立本尊中央の阿弥陀如来の右手につながっています。回向柱に触れることで、前立本尊に触れたことと同じことになり、御利益を賜れるとされています。

日本一の門前町大縁日

御開帳に伴い、善光寺へ続く表参道でも御開帳を祝う大縁日が催されています。

長野駅から善光寺へ続く通りには様々な飲食店やお土産屋などが立ち並んでいます。特に善光寺付近の店では御開帳に合わせた記念品や期間限定品の販売が行われ、参拝者や観光客でにぎわっています。

また、表参道にあるセントラルスクゥエアでは6月26日までの毎週土日に様々なイベントが行われ、大人から子供まで楽しめます。

詳細は長野市のホームページをご確認下さい。

【長野市HP】
https://www.city.nagano.nagano.jp/site/daiennichi/

最後に

7年に一度の御開帳

ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

善光寺御開帳のホームページでは詳しい概要や、リアルタイムで混雑状況を確認できるYouTubeライブも配信されています。

【善光寺御開帳】
https://www.gokaicho.com/

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